スタッフブログ

2020.09.13

「灯台元暗し」インターネットやLANが劇的に速くなるかもしれない話。

「灯台元暗し」インターネットやLANが劇的に速くなるかもしれない話。しかも、数百円で。
皆さんは通信回線の速度向上の技術開発が、劇的に進んでいるのはご存知ですか?
インターネットはこの20年でアナログ、ISDN、ADSL、光回線と速度をあげ、1Gbpsになっていますし、スマホの通信回線もデジタル回線から3G、4Gや光回線相当のLTE、そして5Gなどの技術がもうそこまで来ています。
しかし・・・
案外、見逃されているのが、LANケーブルです。
LANの通信速度は10Mbpsから100Mbps、そして1000Mbps、1Gb㎰(ギガビット)超へと進化しています。
世の中はすごく進化しているのに、家の中や事務所の中は、ずっと20年前のまま・・・ということはありませんか?
光回線にして、モデムもルータもギガビットになって、快適さを享受しているつもりでも・・・ひょっとしたら落とし穴が?
それはわが社で起こりました。
光のMTUとギガビットのルータをつないでいる、わずか30cmのLANケーブル。
じつはそれが、何かのタイミングで適当に古いケーブルが使われていたのです!
それは「カテゴリー5」100MBに対応したケーブルです。
なんとそのケーブルが、インターネットの速度を10分の一に抑えていたのです。
ルータを最新の機器に変えたところ、モデム(MTU)と繋ぐためのLANケーブルが添付されていました。
ルータを入れ替える前に、ネットの速度を測ってみたところ、サイトを変えていろんな項目を測ったところ、だいたい平均40Mbpsという感じでした。
ルータを替えてはかると、400Mbps、おお!10倍かぁ。
つまり、光回線でギガビット(1000Mbps)だから、まあまあ、いい感じです。納得の結果に満足していたら、比較のために測り忘れていた項目に気づき、元のルータに戻して測り直そうと思ったのです。
そこで面倒くさかったので、ルーターだけ変えて、計ろうとしたら380Mbps!ん?なんで?
キツネにつままれたようです。ギガビットなのに本来の性能が出てないために、古いルータを新しくしようというのが今回の主旨でしたが、なんと、古いルータでも高速になってしまったのです!
それはLANケーブルが新しかったから(w
新しい規格のケーブルはカテゴリー5e。古いケーブルはカテゴリー5、なんと。
このケーブルは、1mでも700円くらいのものです。
このわずかな投資で、インターネットが10倍に!
たしかにカテゴリー5と5eの理論値は10倍の差があります。
なんて分かり易い結果だ(爆
ということで、今回の結論。
社内のネットワークで、すべての経路の規格があっていないと、ボトルネックが発生して、そこで速度が遅くなる!ということ。
それで見えてる範囲のケーブルをチェックし、インターネットの速度を700Mbpsくらいまで引き上げることができました!(^^♪皆さんもぜひチェックしてみてください。
ちなみにLANケーブルの規格は現在7とか8まで出ていますが、それは対応する機器がまだそろっていないので、宝の持ち腐れ(価格も高いです)となります。
返って害がでることもあるので、買わないほうがいいです。
LANケーブルは、カテゴリー5e、6、6Aのどれかで十分です。
是非一度チェックしてみてください。
カテゴリー5は即、交換しましょう。(^^♪
少し落ち着いたら、天井裏をはい回っているケーブルも交換しようかと思っています。この事務所を使い始めた12年前のケーブルですから、ちょっと怪しいかもしれませんので。
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