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2007.09.19
見えない負債、IT投資の月額契約
知り合いの経営者の方からWEBサイト構築の営業が来て、yahooのシステムを使うので初期投資がなく始められますと勧誘され、どうだろうか・・・という相談を受けました。
サービスの質と会社の信頼性は、こちらでは何とも言えないのですが相談の中の「初期投資がいらない」から魅力、という言葉に少し引っかかりよく聞いてみると月額5万で5年契約らしい。
確かに初期投資がいらないけど・・・これって360万円の買い物ですよね。
支払が5万×60回ってだけで、負債には変わりはしない。
でも帳簿に載ってくるのは月額の5万円だけ・・・これが怖いんですよねぇ(笑
試算表にも決算書にも乗ってこない負債。
最近のキャッシュフローはそのあたりをできるだけ明示できるように・・・というしくみなんですが、今までの決算書だと見えてこないですね。
だから経営者自身も惑わされるのだと思います。
リース物件でも同じようなセールストークをよく受けます。
中には全部経費だから・・・とか、借入して買うよりいいでしょ?
みたいにいう営業マンもいます。
リースはレンタルとは違いますから、途中解約ができないので契約した瞬間に、すべて借金なんですよねぇ。。。。
ちなみに人の感覚とは不思議なものです・・・
先の社長、すっかりその気になって。。。ほとんど契約しかかったそうです。
その時、営業マンは最後の落とし文句と思って、キメ台詞をいいます^^
「今キャンペーン中で、中四国であと4社なんですが、5万円が3万5千円になります。」
ふつうはそれでOKなんでしょうが、この社長、その言葉を聞いて、どうも胡散臭い、と急に熱が冷めたそうです。
事の真偽はわかりませんが・・・つくづく人間の感情は不思議です。^^
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