スタッフブログ
2006.12.01
ITのマーケティング
先日の「PENCIL」社に続いて、同じく福岡にある「NCにっぽんドットコム」という会社のセミナーに参加した。
防府市内の某有名印刷会社(笑)が代理店になっていて、セミナーを主催したというわけだ。
参加者は25人くらいだったかな?予想ではもっと多い数をイメージしていたので、ちょっと拍子抜け(笑)。担当者もさぞかし残念だったろう。
これが防府市の企業の意識を代表しているとは思わないが、地方都市ではまだまだネットショップに対する感度が低いのかもしれない。
セミナーでは県内の事例発表もされた(時間の関係で途中退席した、残念!)。県内では12社が採用しているとのこと。なかなか頑張っている。
知っている分野であっても、ひょっとしたら新しいサービスが・・・と、この種のセミナーにはできるだけ参加したいと思っている。
ところが参加前には「NCネットワーク」と誤認していたのだから、どうしようもない(笑)。
大変失礼な話だ。
それぞれにやっていることは違うのだが、PENCIL社もNCにっぽんドットコムも考え方というかアプローチの方針は似ていると感じた。
要するに「顧客の要望どおりにはしない」という姿勢だ。
これは下手をすると傲慢な商法になりがちで、よくコンサルタント会社がこのようなアプローチをしてくる。「回答を教えましょう」みたいな姿勢だ(笑)。
WEBサイト構築のジャンルでこの二社のアプローチは、「顧客のニーズは顧客に聞こう」というものだ。つまり商品の関心度、欲しいのはどれ?欲しい気持はどれくらい強い?というような微妙なニュアンスをWEBでの懸賞やアンケートを駆使して情報収集する。
その結果、つまりデータに基づいて、ネットショップの構築をしていこうというものだ。
理科系の人間としてはとても惹かれるアプローチだ。
「こうしなさい」とどんなに立派な人に言われても、なぜ?どうして?ほんとに?と思ってしまうからだ。ところがデータはこうなっています。といわれれば素直に従える(笑)。
二社の話を思い出しながら、現在打診されている、ある大掛かりなWEBサイトの見積りを考える。
クライアントは例によって「おおよそいくらかかるの?」という最も危険な質問をしてくる。
「いくらなら出せるの?(笑)。」と心の中でささやきながら、必要と思われる機能を見積もっていく。
どんなアプローチをしたいか、どんなショップにしたいか?によって金額は変わる。
きわめて流動的、相対的なものだ。
それならばいっそ、「予算はこれくらいしかない。この中で出来るベストのアプローチは?」と腹を割って相談しあったほうが、お互いのためだし、よいものが出来そうな気がするんだけど(笑)。
それを説得できるかどうか・・・当社の力量、信頼度が問われている。
当社がNCにっぽんドットコムに参加するには商材が足りないが、わが社のクライアントに紹介するのには適している場合もある。
ケースバイケースで連携してみるのも面白いんじゃないかな。
検討してみよう。(実は手を広げすぎじゃ!(笑)。
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