スタッフブログ
2006.10.14
WEB2.0 7つの原則 その7.「軽快なUI、開発モデル、ビジネスモデル」
※UI:ユーザーインターフェイス(操作性)
7つ目の原則は「軽量」だ。軽いとはどういうことだろう。軽快な操作性、開発スピードが速い、ビジネスモデルがシンプルでクイックレスポンス、利用するのが簡単・・・そんなイメージか。
顧客の利便性を向上させる、その一点を重視する姿勢。見習いたいものだ。
安くて、軽い技術の組み合わせ・・・とてもいいことだ。
ひとつだけわが社の進んできた方向がこの「軽量」に合致していると思えるものがある。
それはソフトウエアは開発よりも市販のアプリケーションソフトを組み合わせたほうが絶対に優れたモデルになる、という考えで開発ではなくアプリケーションに主軸を置いたことだ。
会社を始めて5年くらいたった、1995年頃のこと。当時は会計、販売、若干の給与、という三種類の分野を中心に業務系ソフトウエアの指導を行い始めていたが、独自に業務にぴったりしたソフトを開発するよりも、ソフトに合わせて業務を改善する方向でアプローチした。
出来上がったシステムは独自に開発するものより、お金の面でも、導入までの時間的にも、ソフトの動作・操作性でも、明らかに軽くて優れていた。
今当時の選択が、図らずも良い方向だったことを確信できた。
(実際には開発能力不足、資金不足・・・などの現実的な理由があったからなのだが(笑)。)
これからのweb2.0的な軽量ビジネスモデルはどんなスタイルかというと、ずばり投入コストをかけないということだろう。人も資金もあまり投入しない、また維持コストも出来るだけかけない。
そんなものを目指すべきだ。
例えば、音楽配信のiTMSはデータだけを売るので、在庫や輸送コストはほとんどかからない。
iPodは設計とデザインのみを行い、製造は安い海外の会社に外注だ。
gogleは安いサーバーに自社開発のOSでコストを下げ、最近のGSAというサーバーの販売事業では「工場渡し」として商社に工場まで取りにこさせる方式で輸送にかかる管理や配送コストをゼロにしている。徹底したコスト意識だ。
中小企業は一般的に、コストに甘いといわれている。
零細企業ならなおさらだ。特に社長のコスト意識が問題だ(笑)。
どんな経費も自由に使える立場だからこそ、自分に関連する経費へのチェックを厳しく管理しなければならない。
あらためて企業はその経営者の器を越えることは無い。という言葉を思い出す。
もっと会社を立派なものにしたいと思うなら、経営者自身がもっと立派な理念で行動できるようにならなければだめだ。
この言葉を自分自身に投げかけよう。
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