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2006.07.15
Microsoft社の決断
Microsoft社がwindows98とMeのセキュリティ対策の更新を7月11日で正式に打ち切ると発表した。
操作方法や利用に関してのデバイスドライバの提供などのサポートは数年前に終了していた。
今回終了するのはウイルスやハッカーなどに狙われる、セキュリティホールが発見されても、もう修正を行わないという意味だ。
実際にこの決断をさせたのは、最近見つかったセキュリティホールの対策を行うにはW98やWMeは基本構造からやり直さないといけないので、対策をとらないということが原因だ。
セキュリティホールは対策を公表すると、知らなかったハッカーに脆弱なポイントを教えることにもなるので諸刃の刃だったが、Microsoft社はユーザーに知らせないことのデメリットを重視し公表してきた。
今後W98やWMeユーザーはこれらの危険にさらされることによる。
発売から8年くらいで、無責任ではないか・・・?という意見もある。しかし変化のスピードがとてもはやいIT業界の中で、さらに最先端の概念を提供し続けるOSのバージョンとしては8年前がその何倍にもなる。
表現はちょっとおかしいかもしれないが、年に3,4回モデルチェンジが行われるPCハードの場合、毎年モデルチェンジをする自動車(最近はそれも2年に延びつつあるが)と比較すると、乱暴な計算で8年は24年~32年に相当する(乱暴?^^;)
30年前の車は骨董品、クラッシックカーの価値を見なければ、実用性は疑問がある。
つまり8年前のPCはやっぱり骨董品なのだ!??(笑)。
部品の生産中止や無料修理中止はやむないところだろう。
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