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2006.05.31

Firefoxというブラウザ

 スレイプニルは国産ブラウザということで、開発者が日本人だがこちらのFirefoxはMozillaプロジェクトというボランティア精神にのっとった、非営利の活動により開発プロジェクトが進められているものだ。

数多くの賞を受賞しているが、これからもユーザーの絶え間ない改良のための努力によって進化し続けるのではないかという気がしている。Linuxと同じような精神で、世界中のたくさんの人が協力して全人類の共通の資産として作成したものであり、タブブラウザのさきがけとなったソフトウエアだ。そのほかにも検索エンジンの統合など、利用者にとって便利な機能を強化している。
迷惑メールに対するAI機能を搭載したメールソフト、Thunderbirdも同プロジェクトの手によるものである。

彼らに共通するのはITのテクノロジーは人類共通のものであり、そのことによる利益を先駆者といえども特定の人間が得るべきではないという考え方だ。

21世紀はこのようなオープンソース(資源をすべて解放、この場合はソフトウエアのプログラムコードをすべて開放する意味)での開発が最終的には開発コストの引き下げと、開発後のデファクトスタンダード化に効果があるとして、各メーカーが注目している手法でもある。

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