スタッフブログ
2006.03.27
SN(ソーシャルネットワーキング)とSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の違い。
まぁ、こんなものはどうでもいい、といえばどうでもいいことである。
SNはいろいろなものに組み込める「機能」ということらしい。SNSはその「機能」自体がサービスの主体というサイトのことらしい。
らしい、らしい、で申し訳ないが、概念とはそんなものだ。
SN機能の概念がある。
まず人と人とのつながりを(1)可視化する。そして情報への(2)アクセス制御をする(例:日記、レビューなど)ことなどがそうである。
さらに、ほかの機能と組み合わせて、(3)自分とつながっている人々の日記やブログを一括して読んだり、(4)日記にコメントしたり、(5)メッセージ(プライベートなメール機能)を送ったりすることができる。
SNとは「実社会での人間関係を人と人のリンク構造として管理する機能」と言える。日ごろ見えない人間関係が明らかになるので、大変興味深い。
(興味のある人はGREEに参加して見るとよい。 http://gree.jp しかし、GREEは完全招待制のシステムだ。会員から招待されないと入れない。ちょっと閉鎖的かもしれないが、それが人脈というものだ(笑)。)
初期のGREEは純粋にSNSだったような気がする。GREEに参加したところで何かができるということはなかった。
しかしそこには確固たる、GREEの世界「ソーシャルなネットワークそのものがGREEという感じだった。まさに「つながる事、知り合いであること」の連鎖がGREEであった。
SNSはSN(機能)を使って、サービスをすること。つまり主体がサービスであって、機能であるSNではない。目的と手段は混同してはいけない。例えば自社の顧客に対して、SNの機能を使ったサービスを展開するのはよいが、SNそのものを目的にするとおかしな話になる。
掲示板という機能がある。これはSNである。
それがサービスの主体となる、「掲示板サイト」はSNSである。
なぜこんな事を考えるようになったかというと、今参加しているボランタリーチェーン、「DoIt!ステーション」(yahoo!BBの販売チャネルのひとつ)の関係で、yahoo!のサービスの最終形について考えたからである。
「Yahoo! 360°」といわれるサービスはSNSであるが、同時にyahoo!JAPANのSNでもある。これがポータル最王手、ヤフーの強さだ。
ブロードバンドの世界において、右を見ても左を見ても、まわり全部がyahoo!でつながる。
そんなわかりやすさが、「Yahoo! 360°」にはある。理屈よりも感性だ。当社の「DoIt!防府市下右田ステーション」が右田のブロードバンドワールドの中で360°のシェアを誇れるようにと、野心を持っている。
それが実現したらどんなに素晴らしいだろう。
これはマーケティングでいう「範囲のメリット」とも通じる。
そこへいくための道筋、その筋書きが一番大事なのだ。
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