スタッフブログ
2007.01.30
脱!Microsoft社
思えば当社の社歴はMicrosoft社とともに歩んできた。まだハードディスクも無い頃、OSはテープのbasic言語だったころからを考えると、まさに隔世の感がある。
ビジネスで本格的に使われだしたのは1985年くらいだろうか。当社の創業が1988年である。
そろそろ20年ということだなぁ・・・(しみじみ)。^^
いよいよwindows Vistaが発売された。Microsoft社ではXPの2倍は売れると豪語しているが・・・果たして。
このタイミングで当社はこれまでのMicrosoft社一辺倒からの脱却を図ることにした。
小さな変化ではあるが、行政はアプリケーションソフトの1社独占に危機感を持ち始め、入札時のソフトウエアの商品指定をやめた。
また教育現場などのインフラ整備では資金難から古いパソコンに無償の軽快なOSであるLinuxやOpen Office などのオープンソースのソフトウエアを活用する方向を打ち出した。
これらは主流であるMicrosoft社ソフトと互換性があるので、データは無駄にならない。仕事にも影響は少ないはずだ。
まずは使ってみることから始めよう。今後これら無料のソフトウエアがかなり浸透してくるはずである。
新しいMicrosoft社のOSへ行くか、あるいは別の道を行くか、個人ではかなり大きな問題となるだろう。企業においても将来の情報管理にトータルコストとしていくらかかるか、あるいは1社独占の「リスク管理」上からも様々な検討がなされることだろう。
そこで当社の場合だが、新しいビジョンとして「脱・Microsoft社」を掲げる。
リスクはあるが、将来における活躍の場をwindows以外にも確保しておくことは経営の安定につながるのは間違いない。
多様化する顧客のニーズに対応していこう。
このような新しい動きに敏感に対応できるかは、企業の命運を分ける。今までの経験からわかっていることは、我々のような小さな企業は歩みをとめたり、挑戦する気持をなくしたらそれで終わりだ。
変化は危機でもあるが、他社に先んずるチャンスでもあることは間違いない。
これからの「強み」を作っていくチャンスなのだ。
そしてそれら新しい組合せは、オリジナルとは行かないまでも、当社ならではのものとして構築することが出来るはずだ。
いま、凝っている「鋼の錬金術師」によると、“錬金術”とは、『理解・分解・再構築』ということらしい。これから起きつつある変化を理解し、分解できれば、さらなる新しいものへ再構築できるはずなのである。
今までもそうやって歩んできた。
これからも、なにも姿勢は変わらない。もっと強く、明確に。前へ進もう。
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